小田原版 掲載号:2018年5月12日号
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若さは心で育むもの 小田原太極拳同好連合会会長 永井康江さん

文化

 ゆったりとした息づかいの中に潜む、力強さ。太極拳と出会って30年以上、「強さは優しさでもある」と背中で教える。その思いは今、母から娘、そして孫娘へと3世代にわたって引き継がれている。

 市内の高校を卒業後、短大へ進学。21歳で祖父母が営んでいた家具店に入社した。結婚後1男1女を授かった頃、日本は高度経済成長期の真っ只中。多忙ゆえ、職場に子どもを連れて来ては同僚らが子育てを手伝った。「子どもたちは会社のみんなに育てられた。実は私は、何も母親らしいことはできていない」と背中を丸くする。

 太極拳と出会ったのは40歳になった頃。三代目として継いだ家具店で扱う中国雑貨を通じて中国や太極拳に関心を持つようになり、恩師・楊名時師範が教える教室に通い始めた。忙しい社長業の傍ら毎週通いつめて約10年。ついに師範の資格を取得した。

 静の中にある「動」。ゆるやかで力強い呼吸と静止の動きから作られる足腰の筋肉。「有酸素運動をしながら鍛えることで、転びにくい体を作ることができる。健康の輪が広がれば心の和も広がる」という恩師の教えを胸に現在は週5日、後進の指導にあたる。

 また、小田原太極拳同好連合会の会長も務め、約200人が参加する大会も運営。76歳になった今も、風邪もひかずに生き生きと活躍する姿に影響を受けたのか、娘と孫娘も太極拳を始めたという。

 「年長者を大切に。心が伴ってこそ技が習得できる。いつまでも挑戦する心を持つことが大切」と笑顔を見せた。

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