小田原・箱根地域の若手木工職人で構成される「いぶき会」。木工を通じて地域の魅力を発信する活動を続ける同会メンバーの作品コンペが3月25日から2週間、清閑亭で行われ、このほどその結果が発表された。
コンペは「根付」と今年新設した「新作」の2部門で開催された。期間中に来場した人たちの投票により順位を決定。有効票数は新作469票、根付466票だった。
新作部門の初代1位に輝いたのは小島裕平さん((有)木路)の作品「重箱」。小島さんは「白をベースに色々な色の麻の葉を散りばめ、今の生活に合う大きさの重箱を作りました。頑張って作った作品が評価されて素直に嬉しい」と話した。根付部門の1位には下城貢さん((有)木路)の「寄木石」が選ばれた。「寄木を新しい角度で見て欲しかった。その形を評価されたのなら感無量です」と喜びを語った。上位入賞者は次の通り(敬称略)。
【新作】▽1位/小島裕平▽2位/鈴木友子▽3位/露木清高【根付】▽1位/下城貴▽2位/丸富工芸▽3位/土生陽子
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