農業を主題としたミュージカル『しあわせのタネ』が11月9日(金)に生涯学習センターけやきで上演されることが決まった。これに先立ち、脚本家や出演者などが5月12日、同所でキックオフイベントを開き、劇中歌などを披露した。
ミュージカルは2014年、野菜がどのように作られているか知ってもらうことを目的に誕生。脚本を映画『メアリと魔女の花』やNHK連続テレビ小説『マッサン』などを手がけた坂口理子さんが担当した。
地域の農業に関心を持ってもらおうという試みで、これまでに全国7地域で上演されている。特徴は、各地の畑や農家などを坂口さんらスタッフが取材し、「ご当地バージョン」として各地域の特色を盛り込んだ脚本。今回も市内の農家を取材し、作品には特産品や地名などが登場する。
物語は、主人公・新山誠が婚約者の実家で育てている野菜を食べたことをきっかけに、脱サラするところから始まる。新山の結婚披露宴を舞台に「作物はどうやって生まれるのか」をめぐるコメディーミュージカルだ。
キックオフイベントには、坂口さんをはじめ主演の大和田悠太さん、加藤憲一市長のほかに、しあわせのタネ小田原実行委員会(和田重宏実行委員長)のメンバーや関係者など75人が出席。坂口さんは「上演地域ごとに物語が変化し、作品が成長する。多くの人に見てもらいたい」と話した。その後、出席者全員で主題歌『はじまりはタネ』を歌った。
作品に協力している小田原有機の里づくり協議会の石綿敏久副理事長は、「農薬を使わない有機農法の大切さを知ってもらえるきっかけにしてほしい」と話した。
ミュージカルは11月9日(金)午後2時と6時半の2部制。チケットは全席自由3千円(前売り2500円)。前売り券はハルネ小田原街かど案内所、平井書店、伊勢治書店などで販売している。
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