小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年6月9日
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小田原二世会(鈴木敏雄会長)が5月18日、おだわら市民交流センターUМECOで心理カウンセラー荒木信広さんの講演会を開催し、教育関係者ら約50人が聴講した。
荒木さんは反社会的な人間として生きるようヤクザの父親に教え込まれて少年院や鑑別所に出入りしていたこと、不在がちな両親のもとで愛情に飢えた姉や兄から虐待を受けて育ったことなど、複雑な生い立ちを赤裸々に披露。保護司の紹介による就職先で初めて人の温かさにふれ、荒れ果てた生活から立ち直った経緯を語った。
また、昨年まで市内中学校内の相談室でカウンセリングにあたった経験をもとに、「『生きることが辛い』という生徒がいる。そんな社会をつくっているのは私を含めた大人の責任」と主張。自身の経験をもとに、愛情こそ心の闇に打ち勝つ力を養うとして、「社会に出るまでに愛情のオイルを注ぐことがわれわれの役目。皆で日本の財産を守ろう」と呼びかけた。
荒木さんは栄町に成人向けのカウンセリングルームを7月に開設し、幼少期のトラウマなどについて相談を受けるという。
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