6月24日、小田原アリーナにアグレミーナ浜松を迎えたホーム開幕戦で、湘南ベールマーレフットサルクラブの選手たちが躍動した。
試合開始のホイッスルから1分42秒、ロドリゴがいきなりの先制ゴール。その後も、スタンドに詰めかけた1300人を超えるサポーターの大声援を受けて、波状攻撃を続けると、ゴール前でアグレミーナがたまらず反則。PKをロドリゴが決め2対0で前半を終えた。
後半は立ち上がりからアグレミーナがペースをつかむ。素早いパス回しから何度も決定機をつくられると、後半6分についに失点。その後も押され気味の重苦しい空気を破ったのは小田原出身の小門勇太。33分、強烈なミドルシュートをゴールに突き刺した。アグレミーナは、GKも攻撃に参加するパワープレーで追い上げを狙う。湘南は冷静に対応してボールを奪うと、刈込真人が無人のゴールへ蹴り込み勝利を決定づけた。
試合は4対2で快勝。選手たちはスタンドに手を振り、大声援を送り続けたサポーターに感謝を示した。家族とサッカーチームの仲間と一緒に観戦していた原田優虎(まさと)君(矢作小3年)は「小門選手の左足のシュートがかっこよかった。僕も練習をして、小門選手のようになりたい」と話した。
盛り上がる応援
ホームタウン内に10カ所ある横浜銀行の支店では、今季からホーム戦直前の木曜日と金曜日にチームのポロシャツを着て接客している。小田原支店の大竹早紀さんは「地元のクラブを応援して、地域活性化につなげていけたら」と意気込みを語った。