小田原かまぼこ通り活性化協議会の会長を務める 田代 守孝さん 本町在住 42歳

掲載号:2018年7月14日号

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ど真ん中を突破する

 ○…覚悟したらためらわない。敵は自分の心に内在化された先入観。「やったことがないからできないではなく、やってみればいい」。昨年、かまぼこ通りの「小田原宿場祭り」では、道路に100枚の畳を敷いてかまぼこやお酒を振る舞う前代未聞のイベントを行った。初開催となる「魚河岸夜市」や、街並みの景観整備にも力を注ぐ。漁師町、宿場町として栄え、歴史と文化が息づくかまぼこ通りを全力で盛り上げる。

 ○…田代吉右衛門本店「鱗吉(うろこき)」の8代目当主。親しみやすい笑顔が印象的だが、創業237年の老舗を継ぐことは「携わってきた全員分の命を背負うこと。ものすごく苦しい」と胸の内を明かす。それでも「宿命で生まれてきている」ときっぱり。「なるほど、小田原かまぼこ発祥の店と言われ続けたい」と、伝統の商品も改良を重ねる。クリームチーズ入りの伊達巻や、自然薯をたっぷり使った食べ歩き限定の練物など、ユニークな商品も次々に生み出している。

 ○…高校から親元を離れ、日本大学芸術学部で写真を学んだ。斬新なアイデアやものづくりへの情熱は、まさにアーティスト。一方で、どんなに忙しくても4歳の息子さんとのお風呂は欠かさない。御幸の浜で、流れ着いたガラスの破片「シーグラス」を拾うことも日課にしている。「行き交う船を眺めていると自分を俯瞰して見ることができる」という。

 ○…はじめは有志で活動していたが、4年前に協議会を結成。「40代は体力的にも思考的にも成熟し、パワーを発揮できる年代。責任世代だからこそ、でたらめなことはしたくない」。困難があっても筋を通すことで、仲間にも恵まれた。「子どもたちが夢を抱けるまちにしたい」。賑わいに溢れた未来に向け、ひるむことなく「中央突破」だ。

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