南アフリカ・センチュリオンで7月20日(金)から始まる体操の国際大会「2018サファリ国際」に、千代中3年の蛭海(ひるみ)和(より)さんが日本代表選手として出場する。
欠場選手の代わりに急遽、出場が決まった蛭海さん。「行けると思っていなかったのでうれしい」。5月にNHK杯に初出場、6月の全日本体操種目別選手権では平均台で5位入賞を果たすなど、今季の好成績が選出へとつながったようだ。
体操を始めたのは5歳の時。学校には体操部がないため、とらい体操クラブ(市内田島)で練習に励んでいる。得意種目は平均台と段違い平行棒。シュタルダートカチェフなどのF難度の技にも積極的にトライし、大舞台に挑む。「緊張はしますが、日本代表として恥ずかしくない演技をしたい」と力を込めた。
同クラブに通う柏木淑里さん(平塚学園高2年)も蛭海さんとともに大会へ出場する。柏木さんは昨年11月、ジュニアナショナル強化選手に選ばれ、6月の国体県予選では団体、個人ともに優勝を果たした。日本代表として国際大会に出場するのは初めて。「緊張や不安はありますが、今までやってきたことを演技として出せるよう頑張りたい」
日本選手団団長兼ヘッドコーチを務める同クラブの中山孝人代表は、「世界大会に出場することで経験値を上げて欲しい。大きなミスがなければ、二人とも上位を狙えると思う」と語った。
今大会は7月20日に団体総合・個人総合の決勝が、21日(土)に種目別決勝が行われる予定。