神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

体験レポート【18】 なりわい、人、味に触れる

文化

公開:2018年7月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
「ギョサン」の説明をする松下さん(左)。隣がガイドの平井さん
「ギョサン」の説明をする松下さん(左)。隣がガイドの平井さん

 市内のイベントに記者が参加し、魅力を伝える体験レポート。来春開催の「日本まちあるきフォーラムin小田原」のプレ企画、7月10日に行われたまち歩き体験ツアー「小田原まちなか、まちあるき」の第2弾に参加した。

 小田原駅に午前9時集合。歩き出す前から軽く汗ばむほどの蒸し暑さ。これから2時間、心してかからねば。今回のガイド、小田原まちセッションズ代表・まち歩きコーディネーターの平井丈夫さんの先導でいざ出発。

 緑一番商店街で、開店時間を早めて迎えてくれたのはマツシタ靴店の松下善彦さん。創業100周年のお店の歴史や、看板商品「ギョサン(樹脂製サンダル)」への思いを話してくれた。

 国有形登録文化財のだるま料理店を経て、「なりわい交流館」でひと休み。冷たい麦茶で生気がよみがえる。もとは昭和初期に建てられた旧網問屋で、軒を支える太い角材は小田原商家の典型的な造りの「出桁造(だしげたづく)り」というらしい。「マンホールカード」の小田原市版も配っていた(数量限定)ので記念に1枚いただいた。

 再び歩き出し「かまぼこ通り」へ進む。1814年創業の蒲鉾店・籠淸(かごせい)でできたての「揚げかまぼこ」が登場。参加者の女性は「プリプリして美味しい」とにっこり。続いて、はす向かいの籠常(かごつね)へ。いい香りが漂う店内にはかつお、そうだ、さばなど魚の種類や用途別の削り節がずらり。ご主人がひとつまみ手に乗せてくれたさば節をほおばりながら店舗脇から海側へ。

 潮風を感じながらしばし行くと、御幸の浜市営プール近くで「旧小田原魚市場」の案内板を発見。QRコードをスマホで読み取ると昭和30年代のぶり漁の動画が再生開始。これは便利だ。通りに戻って「小田原蒲鉾発祥の店」鱗吉では、人気の伊達巻を試食で味わった。

 国道1号線を横断し、市郷土文化館でゴール。見どころいっぱいで予定時間を少々オーバー。平井さんは「人の出会い、ふれあいはまち歩きの醍醐味。今回それを感じてもらえたのでは」と振り返った。

※    ※

 まちあるき体験ツアー3回目は9月9日(日)。小田原駅改札前集合、午前9時〜11時。参加費500円。定員20人(多数の場合抽選)。申し込みは清閑亭【電話】0465・22・2834へ。
 

まち歩きの途中で御幸の浜が見える。今回は時間の関係でおあずけ
まち歩きの途中で御幸の浜が見える。今回は時間の関係でおあずけ

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

5度の荒行を成満

5度の荒行を成満

法船寺の下津住職

3月23日

新坂下トンネル工事を見学

新坂下トンネル工事を見学

市内の児童らが参加

3月23日

山焼きで景観維持

山焼きで景観維持

仙石原すすき草原

3月23日

ラグビー公式戦無料招待

ラグビー公式戦無料招待

城山競技場で3月31日

3月23日

小田原の声楽家 西由起子さんが企画

星野富弘 花の詩画展 開催記念コンサート 3月27日三の丸ホール

小田原の声楽家 西由起子さんが企画

3月23日

クリニック併設 安心の住まい

クリニック併設 安心の住まい

23日・24日 試食付き見学会

3月23日

あっとほーむデスク

  • 3月23日0:00更新

  • 3月16日0:00更新

  • 3月2日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook