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「白タク」大涌谷で注意喚起 県内では初 20台に個別啓発

社会

公開:2018年8月18日

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白タクと思わしき車両の運転手に質問する警察官ら
白タクと思わしき車両の運転手に質問する警察官ら

 箱根町の大涌谷駐車場で7月26日、県内初の白タク行為の防止に関する啓発活動が行われた。

 当日は国土交通省関東運輸局と神奈川運輸支局の職員、警察官、県タクシー協会員ら計37人が4班に分かれて行動。白タクと思わしき車両の運転手と搭乗者に白タク防止のチラシやボールペンなどを配り、2時間で20台に注意を呼びかけた。

 白タクとは「白ナンバーのタクシー」。有償で旅客を自動車等に乗せ、目的地まで送る等の行為は、国土交通大臣の許可を受けなければならない。許可されているタクシーなどは緑ナンバーだが、不許可のものは白ナンバーで行為を行っていることが多いため、昔から「白タク」と呼ばれてきた。利用するのは外国人観光客が多いという。

 特徴は、品川、多摩、川越、成田などの県外ナンバーの高級ワンボックスカー。ナンバーも特徴的で例えば「33-33」などの並びや、「82-28」などの左右対称ナンバーが多い。これは、外国人観光客を空港で迎える際、わかりやすくするためだという。

 この日、声をかけたドライバーの多くは中国人や台湾人。運輸局職員や警察官が「後ろに乗せている方とはどういう関係ですか」と問うと、運転手は「友だち」や「海外旅行先で仲良くなった家族」などと答えていた。県タクシー協会小田原支部加盟会社の運転手で外国語がわかる人は、乗客に対し啓発活動をやっている旨を説明していた。

 関東運輸局では今年の4月、予め小田原周辺で調査を行い、白タクと疑わしい車両がいることや台数まで報告を受けており、今回はじめて注意喚起活動に乗り出した。

 しかし、大涌谷駐車場に月の半分勤務し、車両を誘導している男性は、「今日は少ないほう。駐車料金を払う白タクもいるけど、駐車場の外周に路上駐車するのもいる」とまだまだ氷山の一角であることを示唆していた。

 県タクシー協会小田原支部の曽我良成支部長は「まずは第一歩。空港では既に行われているし、全国に広がって欲しい。日本は規則・規制があるから安全が維持できているのでね」と話した。
 

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