小田原市防災対策課 豪雨対応で緊急住民説明会 ハザードマップの対象20地区

社会

掲載号:2018年8月25日号

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ハザードマップを広げ説明に聞き入る片浦地区(石橋・米神・根府川・江之浦)の住民ら=8月18日
ハザードマップを広げ説明に聞き入る片浦地区(石橋・米神・根府川・江之浦)の住民ら=8月18日

 小田原市は7月に発生した西日本豪雨により市民の防災への関心が高まっている機を捉え、酒匂川洪水と土砂災害に対する「緊急住民説明会」を8月から開始した。20地区を対象に、順次13回実施する予定。

 対象は酒匂川で洪水が発生した際浸水深が3m以上になると想定される地域と、土砂災害警戒区域等が含まれる20地区。地区ごとに住民説明会を開き、市が作成し全戸に配布している「酒匂川洪水ハザードマップ」や「土砂災害ハザードマップ」を使用して、正しい危機認識や避難方法を理解してもらうのが目的。

片浦地区で熱い討論

 8月18日には、台風12号被害の記憶も新しい片浦地区で説明会が実施され、住民64人が参加した。「土砂災害ハザードマップ」と「わが家の避難行動マニュアル」を手に市職員が説明。参加者は地図を目で追いながら危険エリアや避難所を確認した。市担当者は「日頃から何処へ行くかを決めておき早めの避難を」と注意を呼び掛けた。

 次に西日本豪雨で人的被害の少なかった東広島市を例にあげ、高齢者がいる家庭や地域では事前に災害発生時の担当者や避難経路の確認を行うことの重要性を説いた。

 質疑応答では住民から「雨や風が強いと災害無線が役に立たない」「避難所が警戒区域内の場合はどうしたらいいのか」「大きな施設とは災害協定を結んで欲しい」など発言が飛び交い、時間は大幅に延長。市担当者は「片浦地区は意識が高い。関係各所と調整しながら対応していきたい」と述べた。

 片浦地区自治会連合会長の廣井博直さんは「この地区にとって災害は他人事でなく、危機感も半端ない。過去の災害時にどう行動してきたかなど、若い世代に伝えていくことも大事だね」と話した。

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