古民家活用へ拠点設立 家づくりの職人が連携

経済

掲載号:2018年9月15日号

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小高会長(前列右から2番目)と第2支部のメンバー
小高会長(前列右から2番目)と第2支部のメンバー

 伝統的木造建築の民家・町並みの保存と、産業廃棄物の削減等による循環型社会をめざす(一社)全国古民家再生協会の神奈川第2支部(小田原古民家再生協会)が、8月29日に設立した。小田原を拠点とし、県西地域を中心に活動していく。

 メンバーは材木業、建築業、工務店、不動産会社、設計など、家づくりに携わる職人8人。お互いの知識やネットワークを生かし、古民家の有効な活用に役立てる。これまで神奈川第1支部(本部・鎌倉市)に所属していたが、古民家が多く残る県西地域で活動の幅を広げるために新支部を立ち上げた。会長の小高誠仁さん(45)は市内本町在住で、20年以上の材木業の経験を持つ。「伝統的木造建築の躯体や古材は長持ちし、柱や戸には味わいがあります。古民家を活用し、50年後、100年後も同じように住んでいける建物を提案していきたい」と意気込みを話す。

 住宅のほかにも、小田原かまぼこ通りの景観整備事業や真鶴町の町営物件を手がける同協会。月に1回例会を開き、報告や協議を行う。小高さんは「伝統的木造建築は住環境としてはもちろん、地域の環境も良くします。子どもたちにホッとする歴史ある町並みを残していけたら」と話している。

 同協会が定義する古民家とは、1950年の建築基準法制定以前に建てられていた伝統構法の住宅を指す。古民家の活用方法は大きく分けて3通りで、躯体を生かし耐震対策や改修・リフォームを行う「再生」、新しい住まいに国産自然乾燥材や古材を活用する「新民家」、解体して第三者に古材を譲るシステム「古民家住まいる」がある。どの方法で活用するかは、約600項目の詳細調査による「古民家鑑定」等を行った上で判断し、所有者に提案する。

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