市立城山中学校の生徒が9月5日、小田原城址公園内で観光案内ボランティアの体験学習を実施した。
体験は、同校1年生の総合学習の一環。市内で観光ガイドのボランティアを行う小田原ガイド協会(堀池衡太郎会長)のメンバーが協力し、今年6月から城址公園や小田原城などの史跡を調査してきた。相手を日陰に入れることや質問を交えながら楽しく説明することなどガイドのコツ学び、夏休みには訪れた観光客を案内するなど、練習を積んできた。
この日は、生徒101人が保護者らを招き練習の成果を披露。馬出門広場を出発し、今年3月に架け替えられた住吉橋、銅門、常盤木門などをめぐり、最後に本丸を案内した。生徒は「広場にあった松の木の本数」や「常磐木門の名前の由来」などをクイズ形式で説明。会話を楽しみながらガイドを務めた。
堀池会長は、「子どもたちが自ら地元の歴史を調べることは大切なこと。訪れた人たちにまちの魅力を伝えたいと感じてもらう機会になったのでは」と話した。