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働く女性、ランチで交流 組織の枠を超えて情報交換

経済

公開:2018年10月13日

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箸を止め、真剣に聞き入る姿も
箸を止め、真剣に聞き入る姿も

 多くの企業が取り組む働き方改革の一つ、女性が活躍する職場づくりに向け10月3日、小田原市内の金融機関等で働く女性が市民交流センターUMECOでランチミーティングを行った。日本政策金融公庫小田原支店の久保幸一支店長の呼びかけで、初めての試み。

 食事をしながら情報や意見交換をするランチミーティング。この日参加した女性たちは10人。入社2年目から30年のベテランまでキャリアの幅は広く、独身、既婚、子育て中などライフスタイルもさまざまだ。テーマは「子育てと仕事の両立について」「いきいきと働くための工夫、取り組みについて」。初対面同士の人も多く、最初は緊張した表情の参加者もいたが、時間と共にお互いへの関心が高まり、和気あいあいとした雰囲気で進められた。

 特に会話が盛り上がったのは子育てについて。さがみ信用金庫に勤める石川里紗さんは育休をとっていたが、「社会に出て生き生きと働くことで、より一層子どもに愛情を注ぐことができると思った」と、4月に復帰した。別の支店に勤務する麻生友里さんは、職場の先輩ママに相談することが多いという。「職

場に既婚女性が多いので、急なお休みも言い出しやすい」と話す。また、「上司が早く帰れと言ってくれるので、毎日定時で帰ることができている」など、職場の雰囲気や理解が働きやすさにつながっているようだ。独身者も「医療費や給食など自治体によって異なることが分かり参考になる」と、真剣に聞き入る姿が印象的だった。

 家事時間を短縮するために工夫していることにも関心が寄せられた。食材の宅配サービスの活用例や、簡単に床拭きができるお掃除アイテムなど、「それ、いいですね」とメモをとる姿もみられた。保育園の送迎について「最近はお父さんが担当している家庭も多い」という声に、「男性のフレックスタイム制を採用している」、「男性の育児関連休暇の取得を推進している」などの会社の取り組みも紹介された。「働く女性にとって夫の家事・育児の協力は不可欠」という意見に全員がうなずいた。

 あっと言う間の1時間、日本政策金融公庫の筒井麻里さんは「他の会社の人と話ができて、大変なのはみんな一緒なんだと感じました。悩みを打ち明けるだけでもすっきりしますね」と振り返った。久保支店長は「各機関、各組織の枠を超えて地域で繋がりをもち、日ごろの課題や悩みを共有して解決のヒントを探すきっかけになれれば」と、

今後も業種の幅を広げて企画していきたいと意欲的だ。

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