一般参加の殺陣体験ワークショップが10月14日に川東タウンセンターマロニエで行われ、公募で選ばれた高校生〜60代15人が参加した。
講師は合田雅吏氏と米山勇樹氏とアシスタント8人。水戸黄門にも出演経験がある合田氏の発案で初めて開催された。殺陣の基礎を練習したあと、立ち会い稽古の前に合田さんは「キャラクターを自分で設定してみて。どんな相手と対峙するかを演じて台詞も入れながら」と参加者にアドバイス。実戦稽古を長めに行い、一人ずつ行われた本番=写真=では合田氏が自ら「本番、よーい、スタート」と合図をかけた。
松田町在住の成田康佑さん(23)は会社員の傍ら劇団にも所属。「楽しかった。プロだから安心して打ち込め、子どものころから憧れていた殺陣の一連を体験でき、達成感で胸がいっぱい」と独自に練習した納刀作法も交えながら満面の笑みを浮かべていた。また、「やってみたい」とかねがね思っていた平塚市在住の小林薫さん(44)は「これはチャンス」と応募した。「早い段階から立会い稽古だったから少し戸惑ったが、とても楽しかった。斬り方だけでなく斬られ方も重要なのだと感じた」と汗を輝かせていた。