愛知県田原市で11月10日と11日に開催された「第10回全国丼サミット」に、小田原から栄町の魚河岸でんと彩酒亭洞が出店した。
今回で10回目となるイベントで、石川県、福島県、新潟県など8県17種のご当地丼が顔を揃えた。第1回目から参加している魚河岸でんは、生、釜揚げ、沖漬の3種のしらすの味わいが楽しめる、「湘南しらすの小田原三色丼」を提供。用意した1200食は完売となった。店主の田川順也さんは「生しらすが食べられるのは湘南ならでは。小田原の味を懐かしんでいる人もいた」と話した。
一方、洞は小田原のカマスで勝負。普段は捨てることが多い頭を3度揚げにすることで、身はふわふわ、頭はサクサク「北条小田原丸ごと一本カマス丼」が完成。1000食を売り切り、店主の二見洋一さんは「小田原を勝手に背負って行ってきました。丼を通じて小田原に興味を持ってもらうことができた」と笑顔に。また、他地域の出店者との交流を通じて「ご当地PRの取り組みを知る機会になりました」と振り返った。