全国高等学校柔道選手権大会神奈川県予選(1月13日/県立武道館)の女子57kg級で相洋高校の込山未菜さん(2年)が昨年に続き優勝。3月に日本武道館で行われる全国大会の出場が決まった。
込山さんは、昨夏インターハイにも出場した実力者だ。今大会の女子57kg級には10人がエントリー。初戦で桐蔭学園の田中はなさんに合わせ技で一本勝ちすると、続く準決勝では、中学時に優勝経験のある横須賀学院の平野伶奈さんに袖釣り込み腰で一本勝ちを収めた。全国出場が懸る決勝は、昨年のインターハイに52kg級で出場している桐蔭学園の長友瑠奈さんに優勢勝ち。昨年に続く、全国切符を掴んだ。
父でもある顧問の込山清教諭は「昨年もチャンピオンになっているので、周囲からも研究されて挑んだ大会だったが、よく戦った」と話し、未菜さんも「相手に色々な組手を仕掛けられた分、勝負の中で学ぶことが多かった。苦手な組手も得意になった」と微笑んだ。
年明けに行われた鏡開きでは、道場に置くダルマの背に前顧問の菅原信明さんが「全国優勝」の文字を書き込み、その左目に墨を入れたのは未菜さんだった。縁起を担いで挑む全国選手権、そして最後のインターハイ出場へ向け、未菜さんは「今年は全国制覇して来年のお正月にはダルマに右目を書き入れたい」と決意を込めた。
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