小田原市は、食育や子育て支援事業を連携して行っている学校法人三幸学園小田原短期大学(吉田眞理学長)と1月15日、「連携及び協力に関する協定」を締結した。
食物栄養学科と保育学科をもつ同短大。今まで、親子向けの料理教室や幼児教室、子育て支援フェスティバルの開催、学生への特別講師の紹介などで市と協力、連携して事業を実施してきた。今後、さらにさまざまな分野で連携・協力を図ろうと、昨年就任した吉田学長の呼びかけで実現に至った。
協定書には人材育成と学術向上を図り、地域の発展に寄与することを目的に【1】まちづくり及び地域の活性化に関すること、【2】人材育成及び子育て支援・教育に関すること、【3】保健・健康増進に関すること、【4】その他前条の目的を達成するために必要なこと、を相互に連携および協力すると記された。
加藤憲一市長は「長年、子育てや保育、健康の分野で連携していただき、本市の取り組みを支えてもらっている。今後、より一層連携を深め、この地に末永く根を張ってもらいたい」と語った。
吉田学長は「当大学は地域住民の方たちの声によってできた大学なので、地域に貢献するのは当然のこと。ますます暮らしやすくなるよう、市と連携して頑張ります」と話した。また、「新しいことも色々やっていきたい」と述べ、学校と職場で同時に学ぶ「デュアル教育」を来年4月からカリキュラム化するための準備を進めていることを語った。