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おだわら駅伝で初優勝した橘北の監督を務める 林 剛さん 沼代在住 48歳

公開:2019年2月2日

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一生懸命のその先に

 ○…1月20日に開催された第12回おだわら駅伝で、酒匂の11連覇にストップをかけた。自身も4区(3・2Km)を10分45で区間4位に。後続に襷を繋ぎ、逆転へ勢い付けた。「ベテランと若手の融合が上手くいきました」と微笑む。

 ○…橘中時代にサッカー部に所属するも「ほぼ幽霊部員」。山北高卒業後は製造会社を経て、国立印刷局東京工場に就職。33歳の頃、小田原工場に転勤すると「尊敬する先輩」である酒匂の駅伝監督の加藤学さんに出会う。この頃から次第に走り始め、おだわら駅伝にも出場。「毎年、繰り上げスタートになるようなチームだった」と振り返るが、自身は40歳を手前に市民陸上チームの小田原ナイトランナーズで本格的にランナーを志す。当時から継続する練習が一カ月300Kmラン。大会が近付くと距離をさらに延ばす。一昨年の湘南国際マラソンでは2時間36分を叩き出すと昨年の全日本マラソンランキング47歳の部で6位になった。「全く関心がなかった者がよくここまで来られた」と謙遜しながらも掴んだ確かな自信。

 ○…走り続けられるのは妻と子2人の支えがあってこそ。12歳の長男はサッカー少年だが、父の夢はおだわら駅伝での親子リレー。「サッカーは教えられなくてもどかしい」と話すが、子どもたちには常に「一生懸命走れば、それでいい」と言い聞かせている。

 ○…6年前に監督を任され、一昨年の3位から順位を一つずつ上げ、選手選考の際にかける「今年は優勝狙える」という言葉が、ついに現実になった。来年は王者として追われる立場になるが、「その座は簡単に譲れない」と早くも闘志を燃やす。「『おめでとう』と言ってもらえるとやっぱりうれしい」。歓喜を再び味わうため、明日も走る。

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