任期満了にともなう小田原市議会議員選挙(4月14日告示・21日投開票)に、いずれも新人で市内鴨宮在住の荒木慶市氏(63)、栢山在住の岡邉直樹氏(60)、南鴨宮在住の横田英司氏(61)が出馬の意向を明らかにした。これまでに本紙の取材に答えた元職、新人は11人。
荒木氏は社会科の教諭として、38年間公立中学校に勤めた経験から、「一人ひとりの思いや願いを聞き考え行動することでこそ、個人も集団も成長することを確信してきた。市民の皆さん一人ひとりの思いを聞きながら、一緒に暮らしやすい街をつくりたい」と出馬を決めた。主な政策は「子どもにきめ細かい支援のできる教育」、「人のつながりを大事にする地域づくり」、「若者も安心して働き生活できる街づくり」、「医療・福祉の充実」などを掲げる。
1955年12月11日生まれ、山形県出身。東京都立大学卒。横浜市、湯河原町の公立中学校を経て千代中、泉中、城南中に勤務し、2016年3月に教職を退職。鴨宮4区の子供会役員、鴨宮公民館役員、鴨宮2区自治会役員などを務めた。
岡邉氏は、小田原市役所に36年間在籍し、福祉政策課や防災部などに勤務。今年1月末で退職した。地元の桜井地区で自治会活動などに参加するなかで、「住民が主体となったまちづくりの重要性を実感した。地域コミュニティの活動に一つひとつ取り組み、老若男女が暮らしやすい地域づくりを大切にしたい」と出馬を決めた。主な政策は「高齢者が暮らしやすいまちづくり」、「高齢者サロンなど集いの場の充実」、「スポーツを通じた子どもたちの育成」、「教育環境の充実」などを掲げる。
1958年10月21日生まれ、岡山県出身。白山中、小田原高校、國學院大学卒。(公財)小田原市体育協会競技委員会委員長、小田原バレーボール協会理事長、桜井地区社会福祉協議会事務局員などを務めている。
横田氏は2012年と17年の衆院選で、日本共産党から神奈川17区で立候補したが落選。地域で活動を続ける中、現職の吉田福治市議(64・1期)が健康上の理由で次期選挙に立候補しないことを受け、出馬を決めた。
党の県委員として沖縄の選挙を手伝い、また神奈川県視覚障害者の生活と権利を守る会の会員としての活動から、「自己決定権」や「多様性を認める共生社会」などの大切さを学んだという。政策には福祉や子育て、暮らし、防災対策などを幅広くあげ「暮らしを守る市民にとっての防波堤になりたい」と話す。
1957年12月14日生まれ、高知県出身。静岡大学卒。三菱電機コンピューターソフトウエア(株)(当時)を経て、2000年に党神奈川県委員会に勤務。現在は同委員会委員。 =2月6日起稿
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