小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2019年3月30日
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障害者水泳選手の小野智華子さん＝写真＝が３月５日、城北中学校で講演を行った。小中学生に運動に親しんでもらおうと、著名なアスリートを派遣する市の「体力運動能力向上事業」の一環。
小野さんは８７４ｇで出生し、未熟児網膜症により生後まもなく視力を失った。小学１年で水泳を始めたのは、「外遊びに比べ、水中では壁とロープ以外にぶつかるものがないから」。中学生で日本強化選手に選ばれ、幾度もの挫折を乗り越えて２０１２年、16年には日本代表としてパラリンピックにも出場した。いずれもメダルに届かず、現在は「東京でリベンジしたい」と練習に励む。小野さんは「自分の目標を強くもち、信じて進むことで最高の結果として表れる」と生徒に語った。
