4月20日にオープンする小田原城歴史見聞館 NINJA館の管理運営を行う 原川 博明さん 千代在住 56歳
「安全に楽しく」を支える
○…5月の大型連休を前に改装した新施設。どれだけの観光客が訪れるのか、そしてスムーズにオペレーションできるのか。期待と不安に胸が高鳴る。小田原城址公園内の天守閣、常盤木門SAMURAI館、そして4月20日にオープンする体験型施設「小田原城歴史見聞館 NINJA館」の3施設の指定管理者である(一社)小田原市観光協会で運営責任者として日々奔走する。
○…近年、アニメやゲームなどで外国人観光客や家族連れなどにも人気の高い「忍者」、そして北条氏ゆかりの「風魔」をテーマにした拠点施設は観光関係者の長年の念願だった。風魔流の術「立ちすぐり、居すぐり」や、からくり屋敷、水の上を歩く術…。忍者の秘術が現代によみがえる。増員したスタッフの中にはインバウンドを見越して外国語も堪能な人材も採用した。
○…大学卒業後、大手出版社でスキーやゴルフ雑誌を手掛け、敏腕編集者として約30年を過ごした。取材地は海を越え、欧州や米国など世界中のスキー場にも。編集長時代に毎週通ったゴルフはシングルの腕前に。生まれ育った地元に貢献したいと2年前、観光協会に転職した。「前職の経験を無にして、真っ白な気持ちでやりたい」と一直線に向き合う。
○…多忙の合間に息子が通っていたサッカーチームのコーチも務めた。「審判程度でしたけど」と笑う。それでも教え子が今年、高校生になって全国優勝したと聞き、喜びに浸った。息子が独立して、妻が好きな宝塚歌劇団に月に一度は夫婦で足を運ぶ。「共通の話題作りにもなります」と笑う。お気に入りは曽我みのり館から見える富士山。あくまでも裏方、主役は訪れる人たち。「みんなが楽しんで安全安心な施設であることが一番」
|
|
|
|
|
|