小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年4月6日
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元号の発表直後から忙しくなったのが印章の店。小田原市役所近くの(有)若杉印房では一級印章彫刻技能士の若杉慎之介さん(34)が、訂正の二重線を添えた「令和」印に取り掛かった。すでに官公庁や企業から予約が入っており100個ほど用意するという。父の伸之さん(64)は昭和から平成に改元した当時が忘れられない。今のようにパソコンはなく、金属製の「平」と「成」の字を組み合わせ、石膏を流し込んで型を作った。在庫が足りなくなり店の前に初めて行列ができたという。