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公開：2019年5月25日
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新作能舞『水月』を演じる辰巳満次郎さん
静岡県熱海市のサンビーチ特設会場で５月19日、薪能など日本芸能に親しむ「月の道 薪能」が開かれ、２１００人が訪れた。ＭＯＡ美術館など共催。
月の道は、満月の日に海上に現れる自然現象。月の光が波間に一筋の道が延びるように見えることから「月の道」といわれている。
イベントは今回で４回目。熱海芸妓置屋連合組合の舞踊に始まり、常磐津の『東都獅子（あづまじし）』や、狂言『棒縛』を披露。その後能楽師の辰巳満次郎さんが船に乗って砂浜に降り、松明が照らす舞台で新作能舞『水月』を舞った。最後に中国の歴史を題材にした能『天鼓』を披露。上演中、時折雲間から月が顔を出し、会場を照らした。
