小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年6月8日
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男子走高跳では、旭丘高の下村康喜君と谷本健瑠君(共に3年)が揃って初の南関東行きを決めた。
入学から相次ぐ故障に泣かされてきた下村君。練習ができない間は走り込みなど「腐らず諦めず出来ることを続けていた」(宮川雅道顧問)。復帰後の2年秋の関東新人戦で入賞、2m03という自己記録と自信をもって臨めるラストイヤーとなるはずだった。だが春の地区予選で踏切の足を痛め、満足な練習ができぬまま県総体を迎えることに。直前まで1m70すら跳べず、焦りもあった。
そして迎えた決戦の朝、不思議と足の痛みはひいていた。「大丈夫、跳べる」。ここ一番で踏み切れるよう、がっちりとテーピングして力を温存。手堅く1m94を跳び、3位に入った。安堵の表情を見せた苦労人は「自己ベストを出せばIHが見えてくる。気を緩めず絶対全国へ」と意気込む。
一方の谷本君は、同記録の選手で最後の一枠を争うジャンプオフを制した。前の選手が次々と失敗する中「集中できていた」と、一本で決めてみせた。手足の長さ、腱の強さからくるバネを活かした跳躍で、さらなる高みを狙う。「今まで以上の跳躍ができたらいいな」控え目に、だがしっかりと前を見据えた。
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