小田原市南鴨宮の谷山ジム小田原道場の女性キックボクサー・遠藤里菜さん(24)が、7月14日(日)に都内で開催される「ビッグバン・ザ・フューチャー」で、1年2カ月ぶりにリングに上がる。
遠藤さんは「精神的にも肉体的にも強くなりたい」と、19歳で道場の門を叩いた。アマチュア時代には10連敗するという辛い経験もしたが、21歳でプロ選手に。昨年鼻を骨折し一度は引退も考えたが、「ここで負けたら中途半端。まだまだ伸びる」と自らを奮い立たせた。これまでのプロ成績は11戦6勝3敗2分。「強気で冷静に、良い意味で余裕をもって試合を楽しみたい」と復帰戦に挑む。
鈴木さん、プロ5戦目
同大会には、谷山ジムで共に汗を流す鈴木太尊さん(相洋高2年)も出場。鈴木さんは昨年11月にプロデビューし、4戦1勝2敗1分。小学4年生から練習に励み、夢はK-1の世界チャンピオンだ。「今は一戦一戦が大事。プレッシャーはない」と闘志を燃やす。
指導する飯山真さんは、遠藤さんを「メンタルは世界クラス。気持ちの選手」、鈴木さんを「とにかく努力家。本当にキックボクシングが好きですね」と語る。「2人ともKO勝ちしてほしい」とエールを送った。