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豊島邸 期間限定でブックカフェ 民間に初の貸し出し

文化

公開:2019年8月24日

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築78年の豊島邸と実行委員ら(中央が平井代表)
築78年の豊島邸と実行委員ら(中央が平井代表)

 小田原市栄町の日本家屋「豊島邸」を活用したイベント「本ときどきカフェ」が9月10日(火)から23日(月)まで開催される。主催は同実行委員会(平井丈夫代表)。同家屋を民間に貸し出すのは初の試み。

 豊島邸は、箱根町宮ノ下で医院を開業していた故豊島牧四郎氏の元別邸。1941年に建てられ、書院風と数寄屋風の意匠を組み合わせた特色ある木造平屋の歴史的建造物で2015年に小田原市に寄贈された。維持・管理にあたる市では、地域活性化につなげようと民間から事業者を募ってきた。多くの提案が寄せられるも条件等で折り合いがつかず、活用の方針が未定のまま市は今秋から保全を目的とした改修工事をスタートさせることを決定。これを知った、市内のまち歩きなどを企画する「小田原まちセッションズ」を運営している平井代表が「短い期間だけでも、地域で交流できる場を作りたい」と、有志を募り、今回のイベントを企画した。

 期間中は「本とカフェ」をテーマに、市立かもめ図書館の協力で用意した書籍と自家焙煎のコーヒーを提供し、畳敷きの部屋でくつろぐことができる。このほかイラストレーター・たなかきょおこさんによる絵画展や和綴じ本づくりなどのワークショップも予定している。

ネットで支金募る

 今回、建物使用料や光熱費などの資金調達には、クラウドファンディングを活用。インターネットを通して活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募っている。

 支援する金額に応じ、豊島邸の絵葉書(たなかきょおこ画)とカフェチケット1枚(1000円コース)など返礼品をプレゼント。目標金額は30万円で現在12万4000円(8月20日時点)で、8月31日まで一般から募る。

 平井代表は「豊島氏の遺志でもある『市民の憩いの場に』という思いを、少しでも実現できたら」と期待する。

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