高校野球の秋季県大会準々決勝が9月21日、サーティーフォー保土ケ谷球場で行われ、相洋高校が横浜商大高校を6対2で破り、準決勝進出。上位2校が獲得できる関東大会の切符まで、あと一勝に迫った。
今大会は初戦の光明相模原、4回戦の橘学苑など実力が拮抗するライバル校に競り勝ってきた相洋。この日も序盤は相手にペースを握られたが、「終盤の粘り」を果敢に発揮した。
6回表にエラーが絡み勝ち越しを許すも「『劣勢に強く』をずっと言い続けてきた」と高橋伸明監督。直後の6回裏に四球とエラーで好機を作ると、加藤陸久主将=写真=、吉川宗吾さん(共に2年)の連続タイムリーで勝ち越しに成功。なおも得点圏にランナーを置き、代打笠間泰生さん(1年)も続き、一挙3得点を挙げこの試合で初めてリードを奪った。
7回にも本田眞也さん(2年)のタイムリーや押し出しなどで追加点を挙げ、投げては吉川・本田の投手リレーで試合をまとめ、秋は12年ぶりとなるベスト4進出を決めた。加藤主将は「新チームからベスト8を目標にしてやってきた。自滅も少なく、全員で戦うことができた。次は夏に負けた(東海大)相模にリベンジするチャンスなので、試合までの期間は調整ではなくレベルアップして臨みたい」と話した。
準決勝は本日10月5日(土)に同球場で東海大相模と対戦。試合はJ:COMチャンネルで生中継される。勝てば関東大会出場が決まる。