城北中学校野球部(⻆野篤監督)が、9月に行われた「第11回全日本少年春季軟式野球大会神奈川県予選兼寒川町長杯争奪軟式野球大会」で準優勝を果たした=写真。上位2チームには、中学生にとって春のセンバツに位置づけられる全日本大会への出場権が与えられ、同部は初めて切符を掴み取った。
「打てるチームにしたい」。3年生が引退し新体制となった夏、監督の問いかけに応え選手たちはチームの方向性を話し合った。「なかなか打ち込まれない」と仲間からも信頼絶大な木村真之助さん(2年)がエースに就き「点を取れれば勝てる」(杉嵜博斗主将・2年)。攻撃型野球を目指し、打撃練習のみに集中する日を設けるなど強化を図った。バントや小技はほぼ無し。長打力が武器の4番・岡本琉誠さん(2年)を中心に、下位打線まで積極的に振りにいくのが城北スタイルだ。
勝負分けたスクイズ
コールドで連勝し迎えた準決勝。初回に四球で無死満塁のピンチを招くも、相手のスクイズ失敗に助けられ、無失点で切り抜ける。すると直後、1死3塁のチャンスが到来。ここで初めて⻆野監督はスクイズのサインを出した。「決める自信はあった」という杉嵜主将が初球をきっちり決め、先制点をもぎ取った。「練習でも力を入れていないのに、よく決めてくれた」(⻆野監督)。その後は木村さんの快投もあり、2対0で勝利。ダブルヘッダーで行われた決勝は力尽き、コールド負けを喫するも、当初掲げた3位という目標を越え、一同に笑顔があふれた。
現在17人で活動する同部は、桜井レイダースを中心に地元ソフトボールクラブから軟式野球に転向した生徒が多い。チーム一の元気印・森下晴喜さん(2年)らがベンチで声を張り上げ、雰囲気も上々。全国に向け「点を取られないようしっかり投げたい」と木村さんが話せば、杉嵜主将は「走攻守そろったチームになっていければ」と前を見据える。⻆野監督も「諦めないプレーで心も体も大きくなって帰ってきたい」と期待を寄せた。
『正しく、聡く、粘りこく』を掲げる城北ナインの快進撃に注目だ。
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