歴史的な建造物や商店街など街の中で現代アートを展開する「おだわら城町アートプロジェクト」がきょう11月23日(土)から小田原駅周辺のオービックビル、旧松浦スポーツ店、旧瀬戸米穀店で開催されている。
今回招致された4人の美術作家の一人で小田原市在住の画家・横井山泰さん(43)は、動物をモチーフに人間の内面を表現する独自の画風が特徴。今回のプロジェクトテーマ「記憶のノゾキミ」にちなみ、「小田原の記憶を表現しよう」と小田原ゆかりの童謡『お猿のかごや』や小田原宿が登場する古典落語『小間物屋政談』をヒントに過去と現在が融合した新作『おだわら行列』を制作。会場となる旧瀬戸米穀店の天井の高さを活かし、150号2枚を連ねる大作に仕上げた。「歴史が積み重なった城町で現代アートを展開することで、新たな発想が生まれれば。それぞれのアートを楽しんでほしい」と横井山さん。
展示は11月23日(土)、24日(日)、30日(土)、12月1日(日)の4日間。期間中は関連イベントも開催する。問い合わせは、市文化政策課【電話】0465・33・1706へ。