物語の舞台は、県立有数の伝統ある進学校で「百段坂」を登らなければならない…と、どこかで聞いたことがある「県立坂之上高校」。小田原が舞台の学園小説『保健室のヨーゴとコーチ』が光文社キャラクター文庫から10月10日に出版され、全国の書店で販売されている(726円)。
作者は、小田原高校出身の迎ラミンさん。小説『白黒パレード〜ようこそ、テーマパークの裏側へ!〜』(マイナビ出版)で昨年デビューし、出身校以外は、年齢、性別も非公開とベールに包まれている新人作家。職業をテーマとした「お仕事小説」を得意とし、テーマパークのダンサーや試食販売員などあまり知られていない職業の裏側に注目し、働く意味や意義を青春小説に仕上げて伝えている。
3作目となる今回は、「男性の養護教諭(保健室の先生)」がテーマ。「物語を構想する中で男性養護教諭が全体の2%に満たないことを知り、興味を持った」という。国内外の論文や養護教諭の体験談などベースに人物像を決め、少数派ゆえの世間からの誤解や養護教諭になるための資格などについても織り込んだ。「現在の保健室、部活指導について知る機会にもなれば」と迎さん。
また、作中には小田原高校を中心に三の丸小学校、小田原城の藤棚など市民なら思わずニヤリとなるシーンも多数あるのも特徴だ。「まだまだ知らない職業がたくさんあることを知ってもらい、楽しんでもらえれば」と話した。
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