認知症をテーマとする絵本『とかげのアンソニー』を出版した 小林 博子さん 小田原市千代在住 56歳

掲載号:2020年2月15日号

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『一診一笑』を心に

 ○…昨年10月認知症をテーマに、絵本『とかげのアンソニー』を出版した。認知症の専門医として長年患者や家族と接する中で、誤解や偏見で悩む姿に胸を痛めてきた。ある日ふと「寓話という形ならもっと身近に、子どもでも心に入っていくのでは」と思い浮かんだ。主人公のアンソニーが認知症の母親を受け止めていくストーリーで絵も自ら描いた。「誰も傷つけないように」と配慮を重ね、10年の歳月をかけてようやく出版にこぎつけた。「認知症は恥ずかしい病気ではない。希望をもって笑顔で過ごせることを伝えたい」

 ○…2002年から小田原市内で「ひまわりメンタルクリニック」を開き、主に高齢者のこころの相談や認知症、精神疾患に寄り添う。「精神科病院はまだ行きにくいという方のよろず相談の場でもいい」と柔らかな笑顔。「診療の度に患者さんに一度は笑顔になってほしい」と『一診一笑』が信条だ。

 ○…横浜市出身。子どもの頃に読んだ「脳の不思議」をきっかけに、医学を志した。脳を解剖し、病理を確定する神経病理学を専攻し、大学院ではドイツのミュンヘン大に留学。「人も街も優しくて、おまけに食べ物も最高」。研究のお供は、バターたっぷりのプレッツェルで「研究ははかどったけど、体型がまんまるに」。卒業後に曽我病院の勤務医になり、小田原市へ転居した。

 ○…留学時代に同じ大学で物理を学ぶご主人と帰国後に結婚。2人の子どもに恵まれた。子どもたちは揃って物理の道へ進み、食卓では方程式が飛び交うことも。「私だけかやの外」と言いながらも団らんを楽しむ。趣味は着物で、スーパーへの買い物にも着ていくという。「着物の上に白衣も素敵かも」と茶目っ気たっぷりに微笑んだ。

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