神奈川県が開発した柑橘で小田原産の湘南ゴールドを材料にした洋菓子「小田原ゴールド」シリーズが完成し、3月30日に小田原市役所でお披露目された。
小田原市観光協会が出資する(株)小田原ツーリズムが企画・開発した。市観光課や農政課と連携した新たな取り組みで、生産量が増えている湘南ゴールドを活用し観光土産などに展開する。
商品開発・監修を手掛けたのは江森宏之シェフ(45)。自身の店舗「メゾンジブレー」(中央林間)でも果実を使った商品を扱う中で、以前から甘味、酸味、香りのバランスが良い湘南ゴールドの魅力に注目していたという。
シリーズ商品は自信作というバターケーキやゼリーなど6種類。ストローで飲むシャーベット「グラニータ」は酸味や香りなど生果の風味を感じられる一品だ。江森シェフは「土産品などを通して湘南ゴールドのブランドを全国区にしたい」と話した。この日は、小田原の柑橘類や野菜を使ったクレンズジュース「小田原リトリート」も発表された。ともに販売はハルネ小田原の地産カフェで4月18日(土)から。