学校施設の休業が続く中、子どもの日常に学習時間を盛り込むことが難しいとする保護者も多い。(一社)神奈川県学習塾連絡会の井上孝男会長((有)学習社 代表取締役)に「家庭で取り組むべき子どもへの対応」を聞いた。
「学年末のまとめ、新学年開始のタイミングで登校できず、子どもたちは次に進む感覚や切り替えができていない」と、教育面での危機感を語る井上会長。
まず家庭で取り組んでほしいこととして挙げるのが「これまで登校していた時と同じ時間に起こすこと」だという。「生活のリズムを朝に作る。9時から10時には出された課題をこなして、午前中のうちに机に向かう流れを作っておくことが大切。朝から物事を始めると子どもたちは乗ってきます」
逆に午後は身体を動かしたりゲームを楽しむなど、それぞれの時間を過ごしてほしいと話す井上会長。「日中に塾に通う児童生徒も多いと思いますが、読書やものづくりなど、今だからこそできることにも取り組める環境づくりをしてもらいたいですね」
洗濯の片づけや皿洗いといった家事は「やっておいてね」と一声かけておく、動画サイトも学習的な要素のサイトを伝えるなど、保護者による「興味の持たせ方」を工夫しながら、家での時間を充実させてみては。
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