小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2020年5月23日
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小田原市のフレンチレストランの若手オーナーらが協力して5月13日、新型コロナウイルス感染症の重点医療機関、県立循環器呼吸器病センター(横浜市)に「小田原弁当box」400食を届けた。
呼び掛けたのはメシモ小田原(栄町)の山本良憲さん(35)。「最前線で頑張ってくれている医療従事者の方々に何かできることをしたい」と、同店の葛窪拓真さん(36)とビストロ ルパ(南鴨宮)の藤井真大さん(38)とともにメニューを考案。手軽さや食中毒対策、病院周辺の飲食店需要を考慮し、小田原名物の蒲鉾を練り込んだケークサレ(塩味のパウンドケーキ)とガトーショコラ、パンを詰め合わせることにした。
弁当作りには鈴廣かまぼこ(風祭)が費用や調理場、保冷車を、如春園(板橋)が緑茶を、スズアコーヒー(本町)がコーヒーを、レロア(同)がパンを提供。知人の料理人も協力に駆けつけ、8時間かけて完成した。「喜んでいただけて良かった。今後も応援の気持ちを伝えていく」と山本さんは話した。