小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2020年5月23日
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新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、小田原医師会と同会病院会は5月14日、市民の安全を守るための医療体制の早急な構築を求める要望書を市に提出した。
同病院会は4月17日にも「今後の小田原および県西地域での感染蔓延とそれに伴う医療崩壊を未然に防ぐため」の方策を挙げた要望書を市に提出していた。その際、発熱や息苦しさなど、感染が疑われる「疑似症例」がみられる患者を適確に扱う「協力病院」機能を、公的基幹病院である小田原市立病院に設置することなどを要望した。
ただ5月14日付の要望書によると、両会は「その後、具体的な方策が示されることなく、市立病院の院内感染が発生してしまった」と表明。今回、特に夜間・休日を含む感染疑似患者の救急入院体制の整備などを改めて求める要望書の提出に至ったとしている。
小田原医師会では、市立病院が感染症対応にまい進できるよう支えていくとしている。