学校の校庭の緑化推進などに取り組むNPO法人「下府中コミュニティShin2(しんしん)」の加藤智晃さん(51)が5月9日、学校再開後に子どもたちに楽しんでもらおうと、小田原市内の下府中小学校の校庭に芝生アートを制作した。
芝生を刈って描いたのは、同校の校訓である「友愛」の文字(縦10m、横20m)。さらに文字を囲むように大きなハートマークも描いた。
グラウンドの芝生化事業などに取り組む「(株)G-DESIGN」(市内中里)を運営する加藤さん。同校は自身の母校でもある。「小学校の校庭は3月の休校以降使われていない。学校再開後、校庭を見た子どもたちが楽しめるようなものを創りたい」と制作を企画した。同校の許可を得て、同NPOのメンバーとともに準備を進めてきた。
緊急事態宣言に伴い、同校の再開を5月11日と見込み、9日に制作したが、その後休校期間が延長。5月18日現在、「休校は5月末までと想定し、6月1週目までは見られるよう整備しておきたい」と話している。