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大ちょうちん修復作業 墨入れに願い込め 再掲に向け準備着々

文化

公開:2020年6月13日

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「小田原」の大文字を描く山崎高史さん
「小田原」の大文字を描く山崎高史さん

 昨年10月の大型台風によって大きく損傷した小田原駅大ちょうちんの復旧作業。5月最終週から「山崎提灯店」(市内飯田岡)の山崎高史さん(50)の手で、肝となる「小田原」の文字が墨入れされた。

 2003年から駅の東西自由連絡通路に掲げられていた大ちょうちんは直径約2・5m、高さ4・5m。昨年台風の湿った暴風で和紙部分などが大きく破損し、現在は市内の作業場で修復が進められている。

 大ちょうちんは一昨年に他界した高史さんの父、勇さんが製作したもの。高史さんも当時の作業に携わっており、今回の修復には自然と力がこもる。

 和紙の張替えの後に墨入れの作業が始まり、6月に入って「小田原」の文字を描き終えた高史さん。ちょうちんの顔ともいえる墨入れは全体のバランスにも気を遣う難しい作業で、下描きに3日間を要したが「出来映えは先代に見せても恥ずかしくない仕上がりになったと思う」と語る。

多くの縁感じながら

 修復作業は大ちょうちんを支える台座づくりなど、知り合いの工務店らも協力。高史さんは「作業に入る前は『自分にできるのか』という不安もあったが、父親がつないでくれた多くの縁で仕事が進んでいる。早く多くの人が集える小田原のまちに戻るよう3文字に願いを込めた」と話す。

 今夏には修復作業が終わる大ちょうちん。市ではJRや観光部局と調整を図りながら再掲の時期を決めていくという。

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