新型コロナウイルスによる外出自粛を契機に始まった、小田原漁港周辺のグルメをドライブスルー型で販売する「魚場イーツ」。緊急事態が解除となった現在、物流大手のヤマト運輸(株)とコラボレーションし、商品を宅配する新サービスを7月11日(土)から開始する。
「魚場イーツ 地元のお取り寄せ2020」と題したサービスは、利用者側の「送料無料」が目玉だ。普段から土産品など多くの荷物を扱う同社が「小田原はお城と漁港に活気があってこそ。街が元気になるように何か協力はできないか」と魚場イーツを運営する小田原地魚大作戦協議会(田川修三会長)に打診。利用者が商品代金のみで購入できるよう、双方が送料を負担することでタッグを組んだ。同社によれば、一民間団体とコラボすることはあまり前例がないという。
また同社のネットワークを生かし、市内の川西地域(※)では正午までの注文で、当日午後4時〜6時の即日配達にも対応する。なお同エリア外でも県西2市8町と県央エリアまでは送料無料対象だ。鮮魚や水産加工品、農産物など鮮度が重要視される商品が主流のため田川会長は「獲れたてを味わってもらえる」と話し、同社厚木主管支店営業企画課磯野寛さんは「企画に参加し地域の皆様のお役に立てる事が何より」と意気込む。
魚場イーツでは当面ドライブスルー販売は継続しながら、宅配は参加各店がそれぞれ用意した「魚場お取り寄せ特別セット」を提供する。地場の農産物も取り扱い「この夏は地元をお取り寄せしてもらいたい」と田川会長。注文は専用サイトからのみ受付で、先着500セットに限り送料無料となる。詳しくは(問)【電話】0465・24・7805