小田原ラグビースクールの校長として指導、運営にあたる 小松 雅彦さん 県立小田原高校教諭 63歳
人生に通じる楕円球の魅力
○…コロナ禍からの活動再開に向け準備を進める小田原ラグビースクール。園児から中学生まで所属する組織のトップに就いた4月以降もコーチ陣とのオンライン会議が続くが「体が接触する競技の特性上、慎重にならざるを得ない。国内や世界の状況をみて万全な状態で臨みたい」。まずは子どもたちにラグビーの楽しさを再確認してもらいたいと前を向く。
○…生まれ育ちは福島県。高校から始めたラグビーで真っ先に思い浮かぶのは、雪中の練習でかじかむ指先。「どんな体格の子も平等に楽しめるとか、ラグビーの素晴らしさに気づくのは先の話だよ」と当時の厳しさを笑い飛ばす。大学院卒業後、教職に就く際に何か部活に関われるかとの問いにラグビーと答えたのが影響したか、初任校は強豪として知られた相模台工業高校(当時)。顧問として10年間で8回の全国大会を経験した。
○…しばらく競技から離れていたが、60歳目前に改めてラグビーに関わろうと、設立途中の小田原スクールに参画したのは「フロンティア精神ってのもあるけど、スタッフや保護者の競技に対する愛情が素晴らしかったから」と誇らしげ。校長の打診を快諾した春先に小田原高校へ2度目の着任が決まったのも巡り合わせ。加えて3人目の孫誕生など、仕事とラグビー以外の楽しみも訪れ、持ち前の明るさで日々を楽しんでいる。
○…「どっちに転がるか分からない楕円球、チームのために仲間にボールを託す。ラグビーは人生のような面白さがある」。泥臭いながらもそんなスピリットを学んでほしいと願う。再始動を前に「大きくなった時、良い思い出だったなと振り返ってもらえるよう、ラグビーの魅力を改めて伝えていきたい」と胸の内を語る。
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