夜の酒匂川スポーツ広場で7月13日、数分間にわたり“悪疫退散”花火が打ち上がった。
これは(公社)小田原青年会議所(小田原JC、一寸木慎也理事長)が企画した「Dream for the future〜今こそ上を見上げよう!〜」という取り組み。コロナ禍で暗くなった世の中を少しでも明るくし、医療従事者へエールを送ろうと行った催しだ。
花火打ち上げの日時は事前に告知が行われたが、3密を防ぐために近隣住民を除き会場は非公開に。「集客しない」「5分以内」というルールの下、合計75発の花火が夜空を彩った。
夜7時30分に1発目が放たれると、近隣店舗などから花火に気づいた人が道に出てきて、粋なひと時を楽しんていた。酒匂川を散歩していた富山義夫さん、千ズ子さん夫妻は「毎年楽しみにしていた酒匂川の花火大会が中止となり残念な気持ちだったので、まさかこの時期に花火を見ることができるとは思わなかった」と驚いた様子で話した。
一寸木理事長は「地域経済や医療の現場は苦しい状況だが、何か明るい話題を、と企画した。協力や支援して頂いた方々に感謝するとともに、花火打ち上げが多くの方にとって前向きになれるきっかけになったらうれしい」と話した。
この日実施された花火打ち上げの様子は動画配信サイトYoutubeで限定公開(https://youtu.be/FzcZ0i15-kI)されている。
24日にも花火を計画
小田原JCは7月24日(金)に計画されている「全国一斉花火プロジェクト」にも参画。実施場所非公開の花火打ち上げを市内で実施する予定だ。