小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2020年7月25日
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「夏をどう迎えるか」。問われた３年生全員が出した答えは「メンバー選考も含めガチンコで。最後まで真剣勝負がしたい」（加藤陸久主将）だった。
強敵の壁にぶつかり、『劣勢こそ強く』を胸に、幾度も立ち上がってきた今チーム。自粛明け当初はプレーに戸惑いの色も見え隠れしていたが、それでもチームに根付く「本気で勝ちにいく」魂は揺らぐことはなかった。頂点の先がない夏…出場を果たせぬまま終わる選手がいるかもしれない。だが真っ直ぐ悩んだ末に「最後まで相洋の野球を出し切る」と決めたナイン。温情は排除し、本気で頂点を獲りにいく夏が始まる。
鈴木心晴外野手はコロナ禍に加え、良き理解者を亡くした悲しみに直面し「どれだけ苦しい思いをしなきゃいけないのかと思った」。だが「逆境にどう振舞うかを教わってきた」。今できることは全力プレーと自身に言い聞かせる様に、グラウンドに立つ。
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