市民団体おだわらミュージアムプロジェクト(OMP)がこのほど、市内公共施設に所蔵されている絵画など美術品の台帳を完成させた。
今回は昨年公表した市役所本庁舎の所蔵品台帳(約130点)に続くもの。生涯学習センターけやき、川東タウンセンターマロニエなどの240点をリスト化した。
「市所蔵美術品台帳」は市民提案型協働事業としてOMPと小田原市が2017〜19年度に実施した調査をまとめたもの。色褪せや汚れが進んでいた市民会館の美術品18点の情報を整理したことを発端に、市役所や公共施設の所蔵品と範囲を広げて調査、台帳づくりを行ってきた。
OMP代表の木下泰徳代表(71)=栢山在住=は「市の情報を基に、メンバーで作者履歴の調査や写真撮影を行った。今では忘れ去られた地元作家の作品や初めて見たものもあり、興味深かった」と話す。
著作権者不明作品も
作品リストは市のホームページで閲覧が可能。著作権者の了解が得られたものは作品の画像を公開しているが、現在は3割ほどに留まる。
木下代表は「作者の家族や親族など、著作権を持つ方の連絡先が調べきれない作品も多い。HPを見て連絡を頂いたケースもあるので、関係者の方がいたら連絡を」と呼びかけている。
台帳や作品に関する問い合わせは市文化政策課【電話】0465・33・1709へ。
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