天候不順などの影響で、小田原市内でも野菜、果物の価格が高騰している。市内のあるスーパーでは7月31日現在、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンの店頭価格は例年の約2倍、キャベツ、レタス、ダイコンなどは1・5倍ほどで販売されている。担当者は「天候にもよるが、8月末までは高値で販売せざるを得ないと思う」と話す。
気象庁によると、6月11日ごろに梅雨入りした関東地方は、8月1日ごろに梅雨明け。平年と比べると11日遅く、長雨や日照不足が全国的に野菜、果物の生育の妨げとなった。市内酒匂にある「小田原市公設青果地方卸売市場」で日々多くの農産物を取り扱う小田原中央青果(株)によると、出荷量が昨年の半分以下に減少している作物もあるという。
また、同社の曽我清二取締役は「湿度が高いことも問題。レタスなどは日持ちがしにくくなるほか、桃は水分を多く含んだ大玉になり、傷みやすくなる」と肩を落とす。
さらに、コロナ禍も価格高騰に影響を及ぼしている。曽我取締役は「日本で農業に従事する外国人労働者や実習生などが、感染防止のため母国に帰った後、日本に戻って来られなくなった。労働力不足が出荷量減につながっている。収束が見えず、生産者もいつ平年並みに戻るか予測できないのではないか」と話している。
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