大会中止により目標や活躍の場を失った中学・高校生のために、動画によって記録と記憶を残す陸上競技大会「バーチャルディスタンスチャレンジ(バーチャレ)」。日本のトップアスリートらが運営・賛同し、全国各地で記録会などが開催される中、8月16日に城山陸上競技場で「バーチャレin小田原」(同運営委員主催)が行われた。
当日は県西地域の中・高校生42人が参加。男女100mや4×100mリレーなど4種目で、参加者はそれぞれの思いを胸にトラックを駆けた。
開催にあたり奔走したのは、自身も中・高と陸上に打ち込んできた松林夏輝さん(小田原市在住/日体大4年)だ。現在母校山北高校で外部インストラクターを務める松林さんは、大会中止が相次ぐなか「区切りのレースがあれば。何とかできないかと考えていた」と話す。バーチャレが立ち上がったことを知った7月、すぐさまSNSでつぶやいたところ、同じく競技者であった田中志穂さんが賛同。2人を中心に陸上関係者がつながっていき、総勢26人のスタッフが集まった。
計測、動画の撮影や好記録を出すために欠かせないペースメーカー役まで各自が分担して運営。感染対策を徹底したうえで保護者の観覧も実現した。今シーズン初めてトラックに立った参加者もいたそうで「走れて良かった」、「最後の姿を見ることができてうれしかった」と選手、保護者から感謝の言葉が届いたという。松林さんは「自分も周りに支えられてきた。記憶に残る大会にできた」と振り返った。バーチャレサイトでは8月30日(日)から結果発表予定。(小田原の参加者のエントリーは自由制)
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