小田原医師会の渡邊清治会長に、地域住民に向けた夏の新型コロナウイルス感染症対策を挙げてもらった。暑い時期のマスク使用上の注意や、重症化予防なども紹介している。(8月21日起稿)
小田原医師会から住民の皆様へ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に負けないための心得
その1【感染対策の基本】他者にうつさない、うつされないための基本は「3密」を避けることに尽きる。濃厚接触しなければほとんど感染は避けられる。
その2【マスクについて】マスク装着者同士であれば感染は極めて稀です。特に感染陽性者がマスクを着けることで周囲への感染拡大を減らすことができます。ただし、猛暑時のマスク装着はそれ自体が生命に危険を招くため、屋外など換気の良い所ではこまめにマスクを外すことも可。
その3【重症化を防ぐために】高齢者や病気を抱えている人は重症化しやすいため、既存のワクチン接種や通院中の疾患の管理を怠ることが無いよう自身でできることに取り組みましょう。
その4【PCR検査について】早期に陽性者を発見するために、多くの人に検査が受けやすい体制を整えていますが、PCR陰性でも感染していないとはいえないため陰性証明にはなりません。
現時点で国内の感染者は0・2%です。心配し過ぎずコロナうつにかからないよう気を付けましょう。
小田原医師会会長
渡邊清治