小田原市は市議会9月定例会に、プレミアム付商品券事業を含む新型コロナウイルス感染症対策関連の補正予算案を計上する。商品券はプレミアム率30%、発行総額約7億円。経済対策を目的としたプレミアム付商品券事業では過去最大規模となる。
市では商品券発行の目的を、「新型コロナウイルス感染症の影響により、売上の低迷が続く商業者と市民の生活を支援するため」としている。
市商業振興課によると、額面1万3千円分の商品券を1冊1万円で、約5万冊販売する計画。購入対象者は市内在住・在勤・在学者。参加店舗は、補正予算成立後に募集となるが2015年実施の「シロマチおだわらプレミアム商品券」と同程度の約1千店舗を見込んでいる。
なお、新型コロナ感染対策として、商品券売場での行列を避けるため、商品券購入は事前予約制とする。予約申し込み方法はインターネットとはがきの2種類となる。購入は一人3冊まで、応募多数の場合は抽選。
事業スケジュールは、10月上旬から予約申し込み受付、11月上旬に商品券発売、商品券利用期間は12月1日から来年5月31日を予定している。
事業実施を担う小田原市商店街連合会の丸田茂晴会長は、参加店の申し込み要件に県の新型コロナ対策のガイドラインを満たしていることを盛り込む方針を示した。「各商店街ではプレミアム付き商品券の利用で、抽選会や特典金額の上乗せなどWチャンスの企画も考えたい。ぜひ商品券を利用していただきたい」と話している。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|