小田原市城山陸上競技場で8月29日、「小田原・足柄下地区中学校総合体育大会(陸上競技の部)」が実施された。
中学生の運動部が参加する地区総体と多くの上位大会が新型コロナの影響で中止となるなか、小田原・足柄下地区中学校体育連盟が生徒に区切りの舞台を、と大会を改めて企画。8月中旬からさまざまな競技の交流会が行われている。
陸上は唯一、県大会が予定されている競技で、この日は小田原市と湯河原町、真鶴町から14校、約400人の中学生アスリートが参加。新型コロナ感染予防と熱中症の対策の下、短距離や長距離、リレーに加え、ハードル、砲丸、走り幅跳び、走り高跳び、四種競技が行われ=写真=、選手が熱い戦いを見せた。
同大会の専門部長を務めた西澤直矢教諭(酒匂中学校)は「陸上競技だけは上位大会が予定され、恵まれているが、参加できる種目数が制限され、選手の応援もできずストレスがあったと思う。それでも夏の大会を目標にしてきた生徒は頑張ってくれたと思う」と振り返った。各種目の上位入賞者は10月3日(土)に等々力陸上競技場(川崎市)で行われる県総合体育大会に出場する。