新型コロナウイルスの影響で中止となったフェンシング競技全国高校総体(インターハイ)の代替全国大会「High School Japan Cup 2020」が9月25日から27日、箱根町の星槎レイクアリーナ箱根で開催された。
同大会は、選手に試合の舞台を用意しようと、ソウル五輪フェンシング日本代表の江村宏二さんらをはじめ、元五輪選手ほかの協力で実現した。大会には全国から約180人が出場し、男女別個人戦でフルーレ、エペ、サーブルの3種目で競われた。一瞬の動きが勝敗を左右する競技。会場では気迫あふれる剣技が見られた。
今大会では、最大限の新型コロナ対策が行われた。入場者は事前登録制で、選手やスタッフは専用のカードを持ち、入退場はパソコンで管理。メディカルチェックの徹底のほか、抗体検査ができる専用ブースも用意された。選手には、マスクの内側に飛沫防止ガードの装着を義務付けた。
大会関係者は「試合をする場を提供するだけではなく、新型コロナ対策をしっかり行った充実した大会を今後も開催していきたい」と話した。