小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2020年10月24日
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小田原市荻窪の生涯学習センターけやきで10月16日、パティシエの鎧塚俊彦さんが市立小中学校教諭らを対象にした研修会で講演を行った。
今回は小田原の現役教師に向け、さまざまな課題に取り組む活力を高めてもらおうと、市教育委員会が催している「おだわら未来学舎」の一環。当日は新型コロナ対策を施した会場に教職員や関係者約70人が出席。「パティシエとして大切にしていること」がテーマの講演を聞いた。
国内外で修業を積んだ鎧塚さんは洋菓子業界の師弟制度を前提に、教育の重要性を説いた。「例えば陸上の100m走は早く走った選手がすべてだが、飲食の世界は正解がないようなもの。自分の物差しで考えを教えていくことが大事で、自分なりの答えをきちんと伝えないと弟子は進む道が分からなくなる」など、教師に求められる心構えなどを語った。
講演後の質疑で、参加者から子どもの指導方法について聞かれた鎧塚さんは「風に揺られながらも幹をしっかり持つ柳のように、大らかでも軸のある子どもたちを育ててほしい」と、独自の言い回しによる教育論を伝えていた。
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