小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2020年12月5日
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稲作の体験を通じて、伝統の技術や食物への感謝を学んだ小田原市立曽我小学校の児童たちによる稲作報告会が11月27日、同校で開かれ、全校児童約100人が参加した。
同校では毎年、地域住民の協力で、子どもたちが種籾から稲を育て、収穫、脱穀などを体験している。今年はコロナ禍の影響で、種を植える作業は教職員が行ったが、6月からは4〜6年生が田植え、稲刈りなどに取り組んだ。
報告会では、児童たちが演劇を通じて学習の成果を下級生らに披露。台風被害に備え、植えた稲が風で倒れないよう杭やひもで支えるなど、さまざまな工夫で米作りに励んだ様子を発表した。
同校の椿清一校長は「収穫量は141kgで、偶然にも今年は創立141周年。昨年の136kgを上回る収穫ができてうれしい。これからもこの伝統を続けていきたい」と話していた。